山形市の中心街・七日町に、「御殿関」という新しい名所がある。
御殿関は、今から400年ほど前、時の山形城主・鳥居忠政が川の氾濫を抑え、なおかつ城の濠の水源と、城下町の生活用水、そして農業用水の確保のために作った「山形五堰」(笹堰・御殿堰・八ケ郷堰・宮町堰・双月堰:山形を網の目のように流れている)のひとつ。
城の濠を満たすために作られた御殿関は、時代が進むにつれ、生活用水、防火用水、あるいは製糸業や染物・鰻問屋・養鯉業などの産業用水にも用いられてきた。
人の暮らしは清らかな水とともにある。
平成になって、往時をしのばせる町屋と蔵の並ぶ御殿関が復活し、今、市民の憩いの場となっている。
その御殿堰の奥にあるのが、山形鋳物で作られた食物・財福をつかさどる大黒天だ。
この季節にはかまくらの中で、大黒様、ゆったりと微笑んでいらっしゃるかのよう。
元日、雪の町やと御殿関の風景をめでつつ、大黒天に初もうでするつもり。
今年も食べ物に困りませんように
できればおいしいものが食べられますように!
暮らしていけるだけのお金が入ってきますように。
できれば……ザックザク!。
…………………って♡
山形・御殿堰の大黒天。優しいお顔をしています。
御殿関の町屋には、
おいしい「蕎麦処・庄司屋」さん。
創業110年の老舗呉服店「結城屋」さん(かわいい小物もたくさん)。
日本人ではじめてフェラーリのデザインを手がけた奥村清之さんのオリジナルグッズやセレクトグッズを一手に扱っている「GOTENZEKI SHOP」。
そして和風喫茶、蔵のレストランなどなどあって、お茶を飲んだり、ショッピングをしたりも楽しい。
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