2011年12月29日木曜日

12月28日アリシア・デ・ラローチャ「グラナドス・スペイン舞曲集」と上田秀人「奥右筆秘帳」シリーズ



 旅のお供は、本とナンプレとアイポッド。


 アイポッドに今入っているのは、アリシア・デ・ラローチェの「グラナドス・スペイン舞曲集」など。
 1月にピアニストの熊本マリさんに仕事でお会いすることになり、
 熊本さん→スペイン→アリシア・デ・ラローチェ……
 そうだ。 5~6年前、朝に晩に流していた彼女のピアノ曲を久々に聞いてみよう。と、CDの棚を探し……ない。ない。あった……やっとのことで発見。


 スペインの青い空、光が作る深い影、オリーブの木々と風……。
 そんな風景が心に染みるような美しいピアノ。
 激しさの中にも、優雅さがある。
 
 
 上田秀人の「奥右筆秘帳」は「この文庫書き下ろし時代小説がすごい!」(宝島社刊)で第1位に輝いたシリーズ。
 奥祐筆組頭・立花併右衛門の「文」、隣家の貧乏旗本の次男・柊衛悟の「武」、併右衛門の一人娘・瑞紀と衛悟の「恋」のバランスが絶妙だ。


 シリーズ8冊目の「刃傷」は、併右衛門が伊賀忍者の不正を調べているものと誤解した伊賀忍者から狙われてしまう。江戸城内で斬りつけられ、殿中御法度の白刃をさらすという罠に陥れられ……。

 併右衛門抹殺に失敗した伊賀忍者が保身のために松平定信と一ツ橋治斉に通じるなど、権力者のしたたかさとしぶとさ、暗躍ぶりなど、なるほどと思わせられる。

 一気に読了。


 板谷峠は深い雪。
米沢あたりでは里も雪。






 
 
故郷山形は、すっかり雪景色でした!

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