2012年6月26日火曜日

6月26日 帝国劇場「エリザベート」春野エリザベート×石丸トート×岡田フランツ×杜ゾフィーの千秋楽in東京 そして新イライザのちらし





ついにこの日がやってきた。


春野エリザベートの千秋楽in東京(ほんとの千秋楽は明日の瀬奈エリザベートで!)
肌寒いほどだった昨日から一転、今日はうららかを通り越して初夏を思わせるいいお天気。
帝国劇場の客席にも、出入り口からきれいな夕焼けの光が差し込んでいた。
夕方6時に、ため息が出るほど明るくキレイなオレンジの光……。
なんだかこの空間にいられることが信じられないような、不思議な感覚に。


最初の群舞&合唱から肌が泡立つような迫力!
舞台から歌が踊りが渦となって迫ってくる。


石丸トート、さすがの切れの良さと表現力。圧巻!


春野エリザベートも、声の艶がさらに増している。
そして、表現も、力強くなっていることに驚く。
自分の意思を貫き、孤独にも真正面から向き合う強さ、覚悟が、より深くひたひたと伝わってくるのだ。
心の中で赤い血を流しても、自分の生き方は曲げない。
深い闇を旅し続ける寂寥感が、今回、胸をえぐるような感じで伝わってきた。


岡田フランツのエリザベートを愛する気持ちもじんときた。
でもフランツは皇帝中の皇帝。
愛しているといいつつ、寄り添いたいといいつつ、エリザベートに、自分の立場に立ったならわかってくれるはずだ、とかいってしまう。
エリザベートがなぜ彼から離れていったかは理解できないのだ。(エリザベートが善でフランツが悪ではないけれど)
その感じも岡田フランツはしっかりと描き出してくれた。


杜ゾフィーは怖い! 寿ゾフィーよりも怖い。
フランツへの想い、ハプスブルク家をひたすら存続させるためになすべきことをなすという思いが際立った。亡くなる前のシーンは胸が熱くなった。



そして黒天使。素晴らしい。ほんと、動きがいいのなんのって……。
ミルクなどのシーンも絶品。一瞬も見逃したくないって気にさせられる。
こうした芸の巧者たちがこの舞台を厚みのあるものにしてくれているんだなぁ。


エルマーたち革命家も素敵。カフェのシーン、いいよねぇ。


カーテンコールで、本日で千秋楽のキャストのご挨拶があった。(興奮して聞いていたので、微妙に違っているかもしれませんが…)


杜ゾフィー「みんなに愛されるエリザベート。またよんでもらえるように精進していきます」
岡田フランツ「3歩進んだら5歩下がったり、横に行ったり、斜めに行ったりしながら……最後まで進化を忘れることなく核心に近づけたら…」


石丸トート「『愛と死のロンド』で春野エリザベートがほろっと涙をこぼしたのを見て、あれで火がつきました!」  


春野エリザベート「とても緊張して迎えた初日を昨日のことのように覚えています。ここで過ごした時間、大切で愛しいものと感じています。一度、ここでしめくくらせていただきますが、これからまた私なりにエリザベートを進化させていきます


 拍手の嵐。
 スタンディングオベーション!


 本当に幸せな時間だった……。


 夢みたいな時間。空間。


 帝劇で同じ演目を3度見るなんて贅沢をできたことも、私的にすごいこと。
 見るたびにものすごく進化していて……
 こんなの見せつけられたら、好きなものは何度でも見たくなっちゃう。
 ……もちろん、なかなかそうはできないのが現実だけど、今回、思い切って3回行って本当によかった。
 
 芝居って本当に楽しい。芝居は毎日変化する。
 役者も進化する。


 明日からまた節約して、またチケットを買おう!
 酔ったような気分で固く心に誓った夜でした。


帝劇で霧矢さんと真飛さんのW主演「マイ・フェア・レディ」のチラシをもらってきました。
もうチラシができてるんだって、感激。
キリやん、かわいいっ。真飛さん、きれいっ。
「37歳で医者になった~」の真飛さんの看護師長役、すごくよかった。
やっぱり芝居、うまいなぁとドキドキしました。
NHK‐BSの「恋愛検定」でも好演!
今度は舞台ですね。
よかった、舞台に戻ってきてくれて。
本当に楽しみです!
 



 





0 件のコメント:

コメントを投稿