信州や北海道のスキー場にもいろいろ行ったけど、蔵王がやっぱりおもしろい。
樹氷原、大平、黒姫、大森、高鳥……など12のコース、14のゲレンデがあり、それぞれ変化に富んでいる。
いかにもスキーのために作りました的人口くささがなく、尾根のところは狭く、山の勾配に沿った傾斜、こぶもわざとらしさがなくていい感じ。
技量に応じて、コースも選べる。
だから、ずっと滑っていても飽きない。
しかも信州などと比べ、雪が軽く、スキー操作がラク!
要は、パウダースノウ♡
蔵王は、十分に滑りを楽しめて、なおかつ、素直に、自然の雄大さを満喫することができるとびきりのスキー場なのだ。
雪の白い世界、スキーで走り出すと、他の何もかも頭の中からすっとんでしまう。
私はそんなにスキーが上手なわけではないけれど、体と雪山がぴったりあうと、リズミカルにシャッシャッ♪とスキーが回りはじめる。これがぞくぞくするほど快感だ。
晴れた日には、青空に雪山がくっきりと浮き上がる。光あふれる世界だ。こんな日に、こんなときにスキーができるなんて、神様、ありがとうという気持ちになる。
一転、吹雪いて数メートル先までしか見えないこともある。
次はどこでどんなふうに回るか、雪の状態はどうか、吹き溜まりはないか。
目をこらし、足元の感触で確かめ、もうそれ以外何も考えられなくなる。
浮世のことなどすっかり忘れ、一瞬一瞬だけに集中だ。
これはこれで、おもしろい。
本日は、まぁまぁのお天気。
午前9時半、雪がちらほらふっている横倉ゲレンデからスタートした。
ロープウェイが整理券待ちだったので、3つのリフトを乗り継いで、100万人ゲレンデの上まで行き、黒姫ジャイアントコースに。午前中を過ごした。
黒姫ジャイアントコースは、1672mと1375mの高速クワトロリフトが2本あり、長いコースをビュンビュン滑れる。
黒姫の上の方は結構、ガスがかかっていた。
ここで足馴らしをして、ランチをとった後、黒姫第2クワトロと、アストリア第3ペアリフトを乗り継ぎ、ロープウェイの樹氷高原駅に。そこから山頂線で蔵王山頂駅までのぼった。
山頂駅は、蔵王スキー場でいちばん高いところ。標高1661mである。
樹氷見物の観光客も大勢来ていて、雪が吹き付ける中、にこにこ笑顔で写真をとっていて、その表情を見たら、こちらまで嬉しくなってしまった。
例年、樹氷が完成するのは2月だが、雪の多い今年はもう形になりかけているものもたくさん。
さすがに寒かった。
ガスもしっかりとでていて、あたりは真っ白。
風もちょっとあった。雪が顔に吹き付ける。
頬で雪がパチパチ音をあてる。
これがかなり痛い。
視界がよくなかったので早々にざんげ坂を下る。ざんげ坂は幅が狭く、勾配と凸凹もあって、中級コースだ。でも、幅の狭さを気にしなければ、難しくはない。
ちなみにこのざんげ坂は10kmもある樹氷原コースの始まりでもある。
もう一度、黒姫に戻ろうかとも思ったが、ガスが濃くなっていたので、一気に終着地点の横倉ゲレンデまで樹氷原コースを、滑りおりた。
横倉の上まできて、ようやくガスが晴れた。ふぅー。
10kmの樹氷原は、やっぱり爽快!
上の写真は横倉ゲレンデ。小さいころから滑りなれたゲレンデだ。
左は黒姫。コースが長く広く、すべりがいがある。
樹氷原コースの上、ざんげ坂にあった樹氷。
ガスが濃く、あたりも真っ白。
樹氷がガスに溶けているかのよう。
輪郭だけうっすら、写っているんだけれど……
わかりますか?
蔵王のマップとリフト券
蔵王温泉名物・玉こんにゃく。お醤油とするめで煮込む。からしをつけて、はふはふいただく。 |
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