グランド・ロマンス
『ドン・カルロス』~シラー作「スペインの太子 ドン・カルロス」より~
脚本・演出/木村信司
舞台は16世紀のスペイン。
スペイン王子ドン・カルロスと幼馴染の女官レオノールとの恋、父親フェリペ2世と王妃・イサベルをめぐる父子の葛藤、さらにネーデルラントの解放への思いなどが描かれる。
ドン・カルロスは実在の人物で、牢獄で死去したとされている。
でも、そこは宝塚!
あっと驚くハッピーなエンディングが嬉しい。
グランド・レビュー
『Shining Rhythm!』作・演出/中村一徳
『Shining Rhythm!』作・演出/中村一徳
「光」「影」「ときめき」「喜び」、「情熱」「躍動」をテーマに、パワフルかつ幻想的に織り成す、ダンシング・ショー。
4月27日初日前の立ち取材は、男役トップスター音月桂さんが退団を発表したばかりということもあって、ちょっと硬い感じも。
しかし、舞台稽古、4日、5日と観劇するたびに、パワーとそれぞれの魅力がどんどんと劇場に増していったのはさすが。
音月さんは歌・ダンス・芝居のバランスがいい男役だ。
素直で、清潔で、好青年といった今回のドン・カルロスのキャラクターがぴったり。
二番手・早霧せいなさんのダンスは見応えがあった。特に第2章。振り付けはBryant Baldwin。彼の素晴らしい振り付けを、見事に表現していた。
そしてフェリペ2世役のマッツこと未涼亜希さん。抑えた演技で、全体をぎゅっとしめていた。ショーの影役のダンスも素敵。マッツの黒燕尾は最高でありました。
緒月遠麻さんも舞台できらきら光っていた。緒月さんは宙組に移動になるんですね。同期の鳳稀かなめさんを力強く支えてくれそう
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