2012年5月6日日曜日

5月5日 東京宝塚劇場「ドン・カルロス」「Shining Rhythm!」雪組




グランド・ロマンス
『ドン・カルロス』
~シラー作「スペインの太子 ドン・カルロス」より~
脚本・演出/木村信司

 舞台は16世紀のスペイン。
 スペイン王子ドン・カルロスと幼馴染の女官レオノールとの恋、父親フェリペ2世と王妃・イサベルをめぐる父子の葛藤、さらにネーデルラントの解放への思いなどが描かれる。

ドン・カルロスは実在の人物で、牢獄で死去したとされている。
でも、そこは宝塚! 
あっと驚くハッピーなエンディングが嬉しい。

グランド・レビュー
『Shining Rhythm!』
作・演出/中村一徳
「光」「影」「ときめき」「喜び」、「情熱」「躍動」をテーマに、パワフルかつ幻想的に織り成す、ダンシング・ショー。

4月27日初日前の立ち取材は、男役トップスター音月桂さんが退団を発表したばかりということもあって、ちょっと硬い感じも。
しかし、舞台稽古、4日、5日と観劇するたびに、パワーとそれぞれの魅力がどんどんと劇場に増していったのはさすが。

音月さんは歌・ダンス・芝居のバランスがいい男役だ。
素直で、清潔で、好青年といった今回のドン・カルロスのキャラクターがぴったり。

二番手・早霧せいなさんのダンスは見応えがあった。特に第2章。振り付けはBryant Baldwin。彼の素晴らしい振り付けを、見事に表現していた。

そしてフェリペ2世役のマッツこと未涼亜希さん。抑えた演技で、全体をぎゅっとしめていた。ショーの影役のダンスも素敵。マッツの黒燕尾は最高でありました。
緒月遠麻さんも舞台できらきら光っていた。緒月さんは宙組に移動になるんですね。同期の鳳稀かなめさんを力強く支えてくれそう

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