2012年2月14日火曜日

2月10日 東京宝塚劇場 花組「復活・カノン」



ロビーにはお雛様が飾ってあった。さすが宝塚。
  ミュージカル・プレイ『復活 -恋が終わり、愛が残った-』-レフ・トルストイ作「復活」より-
脚本・演出/石田昌也



19世紀末の帝政ロシア。青年将校ネフリュードフは、召使のカチューシャと許されざる恋に落ちる。数年の歳月が流れ、ネフリュードフは社交界の花形に。貴族の娘との婚約も決まっていたが、ある日、殺人事件の陪審員として裁判所に呼び出される。無実を訴える被告はカチューシャだった。ネフリュードフはすべてを犠牲にしてカチューシャ救おうとする……。


レビュー・ファンタシーク『カノン』-Our Melody-作・演出/三木章雄
蘭寿とむトップ就任後の初のオリジナルショー。世界の名曲にまつわる悲しみ、希望、愛などを歌い、踊りあげる。



蘭寿さん演じるネフリュードフが静なら、壮さん演ずるシェンボックは動。くっきりと対照的で、両者の魅力が浮き彫りに。特に壮さんは、陽気で、溌剌としていて、物語に彩りを与えていた。歌にも拍手!


カチューシャを演じた蘭乃さんの熱演も光っていた。清純な娘が妊娠を機に屋敷を出て心を閉ざして生きる。あろうことか罪に陥れられるが、やがてネフリュードフの愛に触れ、以前の自分を取り戻す……そんな難しい役柄をしっかりと演じ、舞台を引っ張って行っていた。


革命家シモンソン役の愛音さん、弁護士役の華形さん、検事役の朝夏さんも素敵で、やっぱり花組の男役は厚みがあると、ため息。


「カノン」ではシャンソンあり、カンツォーネあり、ジャズありと、華やか。
花組のキレのいいダンスにうっとり。
ここでも、やはり壮さんの歌とダンスが、本当に表情豊かで印象的。
様々な色を持つ、つまりそれだけ芝居心のある役者なのですね。
エリたん、かっこいい!


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