2011年11月20日日曜日

11月18日帝劇「ニューヨークへ行きたい」

「ニューヨークへ行きたい」上演台本・飯島早苗、演出・山田和也。
出演:瀬名じゅん、橋本さとし、村井国夫、浅丘ルリ子


ウド・ユルゲンスの曲が素敵なドイツ発のミュージカル。
テレビ・キャスターのリサ(瀬奈)の母で老人ホームにいるマリア(浅丘)はホームで知り合ったオットー(村井)とホームを抜け出し、新天地を求めてニューヨーク行きの船に乗る。リサは、オットーの息子・アクセル(橋本)と共に親を連れ戻そうと追いかける。はじめは反発していた二人だが、いつしか恋が芽生え……。という本当に楽しくハッピーな物語。


瀬奈さんは上昇志向の強いばりばりのキャリアウーマンをかっこよく、かつコミカルに演じて、とてもチャーミングだった。ときに元宝塚男役トップならではの、めちゃくちゃなまでの切れの良さに、胸キュンのファンも多かったはず。
 
 浅丘さんも素晴らしかった。年齢を重ねた女性ならではの優しさ、豊かさが演技からふわっと香り、見るものを幸せな気持ちにしてくれた。
 6月にシアタークリエで、佐久間良子、浅丘ルリ子、江波杏子、安奈淳と大物4女優共演の「姉妹たちの庭」を見た。そのときも浅丘さんが光っていた。
 今回は浅丘さん、はじめてのミュージカルとのこと。浅丘さんがこの役をやることで、作品に厚みが出たと思う。浅丘さんの包容力が舞台全体を包んでいたかのような感じがした。



10枚、切符を持っていくと、オリジナルTシャツをもらえるというプレゼントもあり、何人かの人が引き換えのために列を作っていた。10回見たなんて、ほんと、うらやましい。

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