2012年4月6日金曜日

4月5日 新橋演舞場「四月花形歌舞伎通し狂言 仮名手本忠臣蔵」昼の部

御存知、忠臣蔵の歌舞伎版。

幕府の典礼の指導を司る高師直は松緑。
饗応役の桃井若狭之助は、獅童。
塩冶判官は菊之助。
塩冶判官の妻・顔世御前は松也。
大星由良之助は染五郎。

まぁ、松緑の高師直の憎々しいことったら……ない。
それでもって菊之助の見目麗しく、初々しいこと。ため息!
黒と白の見事なコントラストでありました。
松緑いや、高師直からさんざんいたぶられ、塩冶判官の菊之助は奥歯をかみしめ、目には涙!
そのとき、観客席からはハッと息をのむ音が響いたほど。
本当にきれいでおっとりしているので、悲運の貴公子がとてもよく似合う。
松也の顔世も品があってよかった。
短気で単純な若殿役も獅童にぴったり。
染五郎もがんばっていた。

どの役者にも花があり、懸命に好演。

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